人工股関節でも水中ウォーキングはできる?|「主治医の許可」が大前提、そのうえで現場で見てきたこと|現役インストラクター解説
「人工股関節の手術を受けたけれど、プールに行ってもいいの?」——不安ですよね。先に、いちばん大事なことをお伝えします。可否を決めるのは、必ず主治医です。そのうえで、許可が出た方に向けて、現場で見てきたことをお話しします。
まず大前提:主治医の許可を必ず取ってください
手術の内容も、回復の具合も、人によってまったく違います。「いつから・どこまで動いていいか」は、必ず主治医やリハビリの担当者に確認してください。この記事は、医学的な判断をするものではありません。あくまで「許可が出た方が、プールでどう過ごしているか」の話としてお読みくださいね。
実際に、医師に勧められて来る方がいます

私の教室にも、人工関節の手術をされた方が数名いらっしゃいます。しかも、手術後にプールを勧められて来た、という方も実際にいます。水中は浮力で体重の負担が軽くなるので、関節に不安がある方でも動きやすい——そこが理由なのだと思います。(→ 「歩くと膝が痛い」シニア世代へ)
【現場で見てきたこと】ぎこちなかった歩き方が、見違えるほどに
印象に残っているのは、リハビリで通い始めた頃は歩き方がぎこちなかった方が、続けるうちに見違えるほどスムーズに動けるようになったこと。少しずつ、でも確実に変わっていくんです。(※変化の感じ方には個人差があります)
気をつけているのは、たったひとつ「動かせる範囲で、無理をしない」
私が人工関節の方に気をつけてもらっているのは、シンプルにこれだけです。動かせる範囲で、無理をしない。痛みや違和感があればすぐやめる。周りに合わせない。「もっとやりたい」で終わるくらいがちょうどいいですよ。(→ 頑張りすぎて股関節を痛めた話)
※どの動きを避けるべきかは、手術の方法によって異なります。主治医やリハビリ担当の指示を最優先にしてください。
始めるときは、こんな配慮も
- プールサイドは滑りやすいので、ゆっくり歩く/手すりを使う(→ 転倒予防の記事)
- 最初は短い時間から。壁の近くでも大丈夫(→ 水がこわい人へ)
- 施設のスタッフに不安を伝えておくと、見守ってもらいやすくなります
まとめ
人工股関節の方でも、主治医の許可があれば、水中ウォーキングは体にやさしい選択肢になり得ます。実際に、少しずつ動きがスムーズになっていく方を見てきました。焦らず、動かせる範囲で、無理なく。まずは主治医に「プールに行ってもいいですか」と相談することから始めてくださいね。