頑張りすぎて股関節を痛めた話|「ほどほど」が、長く続けるいちばんのコツ|現役インストラクター解説
「体にいいから」と始めた運動で、体を痛めてしまったら——本末転倒ですよね。今日は少し、失敗から学ぶお話です。水中ウォーキングを安全に、長く続けるために知っておいてほしいことをお伝えします。
頑張りすぎが、怪我のもと
水中ウォーキングは体にやさしい運動ですが、それでも「やり方」しだいで体を痛めることはあります。いちばん多いのが頑張りすぎ。新しい習慣を始めると、うれしくてつい張り切ってしまう——その気持ち、よく分かります。でも、そこに落とし穴があるんです。
実際にあった話:痛みを我慢して、股関節を痛めた

教室でも、こんなことがありました。ある方が、痛みを少し感じていたのに我慢して、無理に大きく動かし続けて、股関節を痛めてしまったんです。結局、お医者さんに「しばらく運動を控えるように」と言われ、お休みすることになりました。「もっと効果を出したい」「せっかく来たんだから」という気持ちが、かえって遠回りになってしまった例です。
なぜ「痛みの我慢」がいけないのか
もしかすると、「痛い=効いている証拠」という思い込みがあるのかもしれません。筋トレなどでそう言われることもあるので、つい「この痛みも頑張りのうち」と考えてしまう。でも、関節の痛みは別物です。それは"効いている"のではなく、体が「無理しないで」と伝えているサインなんです。
痛みを我慢して動かし続けると、小さな痛みが大きな怪我に育ってしまうこともあります。特に、張り切っているときほど、痛みを「気のせい」「これくらい大丈夫」と見過ごしがちなんですね。
痛めないための「ほどほど」のコツ
- 最初は短く・小さく。物足りないくらいでちょうどいい
- 少しでも痛みが出たら、我慢せずやめる。「今日はここまで」でOK
- 急に回数や強度を増やさない。体が慣れるのを待つ
- 準備体操を忘れずに(→ プールサイドで5分の準備体操)
- もともと痛い所がある方は、無理に動かさない(→ 膝が痛いシニア世代へ)
まとめ:いちばんの目的は「長く続けること」
運動の目的は、体を痛めることではなく、長く元気に続けることです。張り切る気持ちは素晴らしいけれど、ほどほどが、結局いちばんの近道。「もっとやりたい」で終わるくらいが、ちょうどいいんですよ。(→ 毎日やってもいい?)
そして、痛みが続くときは、我慢せず整形外科などで診てもらってくださいね。